春のイタリア2ヶ月の旅

イタリア風景画家・園子さん( invia のサイトトップを飾るスケッチは彼女の作品)から、今年の春のイタリアスケッチ旅行を綴ったお手紙が届きました。
なんと二ヶ月で25の町を訪れ、41枚のスケッチを描かれたとか。
その中から、ご本人の承諾を得て、気に入ったとおっしゃる二つの町、
ナポリ沖に浮かぶプローチダ島(映画「イル・ポスティーノ」の舞台)と、
ウンブリア州の丘の上の小さな街スペッロのお話を転記させていただきます。

 

①なんと言ってもプローチダ島。

フェリーの着く港町近くの教会や、ピンク、イエロー、グリーン等のパステルカラーの家並みがかわいくて、どこも絵になります。
ここの黄色の教会
(S.マリア.d.ピエタ)から上り坂を10分ほど歩くと、島の反対側にあるマリーナ・コッリチェッラ漁港に行ける道に着きます。階段(3ヶ所あり)を
130段ほど下ると、車の通らない静かな漁港に着きます。
ここもパステルカラーの家並みがとてもカワイイです。
(私はここで”海と家並み
と丘の上の教会”の絵を描きました。もう一枚は”リストランテ・イル・ポスティーノ”)

この港には映画「イル・ポスティーノ」の舞台となったリストランテがあります。

店内には映画の写真が5~6点飾ってありました。
この店を描いたカラーコピーを送る約束をしたら、
シェフで、この店の娘さんのダンナである感じのいい男性が、
「じゃ~それはここに飾るよ!」と、
映画の写真の下の壁を指差して言ってくれました(9月になりそうです)。
この島は、是非また描きに行きたい所です。

②アッシジの隣町スペッロ。

ここは”花の町”と呼びたいほど家々にたくさん花が飾られていて、本当にきれいでした。
観光客もたくさん来ていて、あっちでもこっちでも、カメラ
のシャッターを切る音がしていました。
南北に細長い町で、中央のメインストリートを登りながら教会に入ったり、花の路地をのぞいたりして、散策が
楽しめます。
途中にインフォメーションがあります。

西の端の道を下って行くと、二つの塔のある大きな門 Torri di Properzio を
見ることができます。
『ローマ時代のものかしら?』と思いつつ、
その向こうに見える平野と一緒にスケッチしました。
見ごたえのある門です。
 

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