路上の味覚焼き栗がイタリア産ではなくなる ?

大きな丸い鉄板の上で香ばしく焼けているのは栗。(Photo via Flickr by Michele d’Ancona)
日本の栗の2-3倍はある大きさに、見かけると買わずにはいられません。おやつにも、ワインのお供にも最高なんです。
秋冬の街角に現れる焼き栗売りはイタリアのあちこちで見られますが、他にも色々な食べ方があります。
有名なところではマロン・グラッセ。ミラノのドゥオーモに近いお菓子屋さんで買った、栗の季節限定のマロン・グラッセ、忘れらない美味しさでした。また、トスカーナの田舎のレストランで出てきた赤ワイン煮も、オツなデザートでした。

このほっこりと甘いイタリアの栗が危機に瀕しているとのこと。
イタリア便り 秋の味覚の危機 (MSN産経ニュース 12/1)

イタリアは、かつては欧州一の栗の生産国で、日本も菓子材料として、かなりの量の干し栗や栗の粉を輸入してきた。

ところが、10年ほど前に中国から輸入した苗木に付着していた害虫が瞬く間に全国に広がり、1911年には82万9千トンの記録を誇ったイタリア栗の生産が、昨年はわずか1万8千トンという状態となった。今年のイタリアは、栗の輸入国に成り下がると予想されている。

外国から入ってくる害虫の怖さと植物検疫の重要さを改めて痛感するとともに、今後のイタリア製マロングラッセなどの味が心配になる。(坂本鉄男)

ということは、今年の路上の味覚はイタリア産ではない可能性も。
10年かけて失われた自然の恵み、回復にはどれだけかかるのでしょうか…。

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