イタリア旅行ドライブ事情–高速道路SAでコーヒー無料

イタリアの個人旅行者でレンタカーを利用する人はまだまだ少数だろう。時差ぼけの体で左ハンドルを握り、右側通行とロータリーに戸惑いながら、似たような地名が並ぶ標識を読みこなさなければならない。
だが運転が好きな方や、迷いながらの旅も苦にならない方には、高速道路をはじめ道路網が整ったドライブ旅行はおすすめだ。夏の短い期間だけだが、サービスエリアではコーヒーの無料サービスもある。

このサービスは、6月28日から7月20日の間行われるもので、ドライバーはたとえＳＡで買い物をしなくとも、深夜0時から早朝5時まで、無料のエスプレッソコーヒーを注文できる。
交通量が増える時期の事故減らし対策だが、実際かなりの効果があるようで、このサービスのおかげで、昨年は夜間の死亡事故が5割減ったそうだ。
日本の旅行者がこの時間帯に高速道路を運転する確率は低いかもしれないが、やむを得ず運転する場合は、是非ＳＡに立ち寄って、無料コーヒーでひと息入れながら安全運転を心がけて欲しい。
イタリアの高速道路のＳＡ間の距離は約28km（日本は60km）とのことだが、日本同様軽食やトイレ休憩だけでなく、ちょっとしたおみやげの買い物にも便利だ。菓子類など食材のまとめ買いがスーパーマーケット感覚で出来るので、旅行者にはありがたい。
高速道路は怖い、と言う方もいらっしゃるだろうか。だがイタリアで一番走りにくいのは高速道路ではない。信号もロータリーもなく、まっすぐ走ればいいだけの高速道路はかえって楽だ。
私の数少ない運転経験で一番大変だったのは、ローマ市内である。信号や交通ルールだけでなく、車と車が会話しながら走るようなイタリア式ドライブマナーに、日本人旅行者はなかなかついていけない。
逆に楽しいのは田舎道のドライブだ。スケジュールに余裕があれば多少道を間違えても苦にならないし、トスカーナのゆるやかな丘の連なりをのんびり走るのは、とても幸福な時間だった。
イタリアでは（レンタカーと言えども）オートマチック車の数は少ないので、日本からあらかじめ予約していくのがおすすめだ。ハーツの各種保険がセットされたドライビングクーポンは、車種も色々用意され、現地で借りるより割安となっている。
◆レンタカー（あるいはドライバー付き専用車）を組み込んだイタリア旅行の
プランニング＆手配は、inviaにお任せください。
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◆ドライブには信頼できる地図も必要。
事前に購入しておけば、ルートシュミレーションもばっちり。
イタリア旅行協会発行の道路地図　購入はこちらから　＞＞　
◎参考記事
イタリアの高速は「エスプレッソコーヒー無料！」　＞＞